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■映画『沈まぬ太陽』の感想 [映画]

■映画『沈まぬ太陽』の感想

先週、<TOHOシネマズ伊丹>で、「沈まぬ太陽」を見て来ました。
多くの撮影が、私の故郷の「高崎市」でなされたとのこと。
今年の2月〜4月は、父親の病気と葬儀で、何度も高崎に往復していました。
 
日航機事故が起きた当時(1985年8月12日)、私は、大阪の下町の教会で
副牧師として3年目でした。
神学校に入る前の 1980年3月まで本町(心斎橋の北)の時計・宝飾の卸の会社
に勤めていましたが、その時の直接の上司(社長の次男)が、この日航機事故で
亡くなりました。
今でもリアルに、その時のテレビやニュース、人々の情景がよみがえって来ます。

映画の中のメインのシーンのそれぞれの曲(音楽担当:住友紀人 )がすばらしく、
「曲と映像」が心に迫って来ました。
そして、映画全体(映画の音楽)から「慰め」と「いやし」を感じました。
*インターミッション(途中休息) ---- <曲:『祈り [永遠の記憶] 』>
  作曲:住友紀人/バイオリン:ダイアナ湯川(お父さんをこの事故で亡くされた方)
*エンディング ---- 福原美穂
  (プロフィールに、「米・LAの黒人教会にて「奇跡の子」と称される
   パフォーマンスを披露、黒人教会220年の歴史を変えたと、賞賛を受ける。」と
   ありますが、ゴスペル、ワーシップの「心」を感じました。)

全ての字幕が終わり、明かりが点くまで誰も席を立たなかったので、見に行った
方に聞くと、一週間前の祝日(11/3)のほぼ場内が一杯の時もそうだったとの
こと。
おそらく、劇場で映画を見る人の「それぞれの思い」があるからなのかもしれ
ません。

伊丹の地域も、私たちの川西の地域も、尼崎の「JR福知山線脱線事故」に巻き
込まれた方々の家族や知り合いが大勢おられますし、また、この関西は、東京
からの出張帰りなどで、御巣鷹山の日航機事故で亡くなられた方の家族や関係者
が多数おられる地域でもあります。
その地域性もあるのかもしれません。

重い題材の映画ですが、見た後に癒される、あるいは、「慰めといやし」を感じる
のは不思議です。
「祈りから始まり、祈りに終わる」映画でした。

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■1990年に、『御巣鷹の夏』というタイトルで、短編小説にしました。
(*1990年 (社)日本真珠振興会/神戸新聞 主催の「パールエッセイ募集」)
後日、一部修正して 神戸新聞社の「エッセー・ノンフィクション部門」に応募。
よろしければ、どうぞご一読下さい。
http://peterpooh.blog.so-net.ne.jp/2006-03-19-1


「沈まぬ太陽」の映画、特に、その曲と音楽全体が、多くの人々の「慰め」と
「癒し」「永遠への思い」となりますように、祈ります。

<<「沈まぬ太陽」公式サイト>>
http://shizumanu-taiyo.jp


<<住友紀人さんのサイト>>
http://www.starnotes.jp/sumitomo/

映画「沈まぬ太陽」オリジナル・サウンドトラック

映画「沈まぬ太陽」オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: サントラ
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN Inc.
  • 発売日: 2009/10/21
  • メディア: CD



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